今宵もひとり猫見酒

愛猫を見ながらひとり酒。それを楽しみにがんばる日々です。

知らなかったな

藁にもすがりたい。


そんな気持ちでしょうか。



姫猫。


しろう、という。
歯茎に痛々しいものが、できてしまいました。


もう。
全身麻酔が無理だというので。


原因となる。
犬歯(猫だけど)を抜くこともできません。


あまりに痛そうで。
何とかしてあげたい。



先生が。


私は猫ちゃんにはまだ使ったことがないですが、といって。
炎症を抑える薬を勧めてくれました。



少しでも、という思いで。


お願いします、と。



経済的な負担は大きいけれど。
できる限りのことはしたい。


いいのかも。
と思えば。


お願いしますと、と言います。



でも、お会計で。


27,010円です。


と言われ。


何がそんなにかかったのか。
明細を見ると。


その。
炎症を抑える薬だった。



〇〇円です。


と言われれば。
それは、払います。



でも。



でも。



…。



じゃあ。


その、炎症を抑える薬。


〇〇円です。


と、予め言われ。


高い!
と思って。



やめるのか?



藁にでもすがりたいから。
やめないと思う。



でも。


葛藤がある。



私は思う。



猫ブームと言われ。


かわいい、と迎えられ。


若いうちは、コロコロしてて。


モフモフで。


本当にかわいい。


この世で一番、かわいい生き物だと思う。



でも。



一つの生が終わりに近づくのは。


こんなにも。


辛く。
悲しく。
現実的であることを。


知らなかった。



それでも。



そんな思いを上まわる。


限りない愛を覚えることが。


あることを。



知らなかったな。